鋲ヶ岳・烏帽子山・僧ヶ岳
2016/11/05
鋲ヶ岳・烏帽子山・僧ヶ岳
 
2016/11/05(土):晴れ:嘉例沢森林公園~鋲ヶ岳~烏帽子山~僧ヶ岳往復
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2日前に今年最初の寒波が訪れました。早速、テン泊で新雪のお山歩きをしたいと思いましたが、日曜のお天気があまり良くない予報ということと、標高1,200mを超える林道は凍っている恐れがあると判断して断念。 そこで剱立山連峰の北方稜線上の最北端に位置する僧ヶ岳へ登ってみることにしました。 宇奈月温泉からの林道が数週間前に開通したとのことですが、林道の積雪状況が気になることと、鋲ヶ岳からのご来光を眺めてみたい気持ちがあり、敢えて黒部側の嘉例沢森林公園から登ることにします。 僧ヶ岳までは大変なロングコースになりますが、新雪を冠ったばかりの後立山連峰の眺めを楽しみに出かけました。

森林公園までの林道は比較的幅広く走りやすい道だったことが助かり、森林公園駐車場から30分の鋲ヶ岳山頂には何とかご来光の時間に間に合わせることができました。 ご来光の時間だけのために重い三脚と望遠レンズを持って上がるか迷いましたが、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳から白馬岳周辺の山々の素晴らしい後立山連峰の眺めは想像以上に素晴らしく持って上がったのは正解でした。 放射冷却で冷え込む中、稜線は雪煙が上がり風が強いようです。まずは五竜岳の雪煙が赤く染まり、不帰ノ嶮から太陽が昇りました。
烏帽子山までのルートはなだらかなハイキングコース。落ち葉のサクサクとした心地よい音を聞きながら歩く晩秋のお山。 ブナを始め広葉樹の樹々が葉を一部だけ残した状態、その一部残った葉に朝の光が輝きます。そしてすっかり葉を落としてしまった樹の枝はまるで霧氷のような美しさでした。 あまりの美しい樹々たち、冬が訪れる直前の最後の輝きに魅せられます。僧ヶ岳まで長いので急がなければならないのですが、写真に残しておきたくてなかなか進みません。しかも烏帽子山が近付くと、足元にはまだ雪が残っていました。 それでも9時半に烏帽子山に到着。展望台からはまた素晴らしい眺めでした。

烏帽子山までははっきりとしたルートが付いていますが、その先の1,280mの林道分岐まではそれほど人に歩かれていないので少し不安。でも先行された方がいたので心強い思いで先へ進みます。 葉が落ちるこの時期ということもあって、それほど分かり辛い箇所、歩き辛い箇所はなく、そしてそれほど長い時間をかけずに林道に出ることができました。 それよりも烏帽子山から下る際に眺めた雪を冠った僧ヶ岳が美しく、1,855mの僧ヶ岳はもうすっかり冬の装いのようでした。今回の寒波はこれほどまで雪を降らせたことに驚きます。 林道の駐車場には10台ほど車が止まっていました。林道には路肩にわずかにしか雪はなく、スタッドレスなしでもここまで登れたようです。林道出発が11時過ぎ、山頂までコースタイムは2時間半なので引き続き急ぎ足で登ります。

登山口を過ぎて程なくして登山道上にも雪が出現。でも既に多くの方が登っているのでしっかりとしたトレースがあり助かります。そろそろお昼の休憩をしたいところですが、時間を見て山頂まで行くことにします。 夏にはお花畑が広がるという仏ヶ平まで一気に登ると視界が開け、後立山連峰が随分と近くなったように感じました。そしてお隣の駒ヶ岳も。最後のひと登りで毛勝三山が間近に迫ります。僧ヶ岳山頂は多くの方で賑わっていました。 大変な急登の東又ルートから登られた方もいるようです。後ほど知りましたが、山頂からその東又ルートへしばらく進むとまた素晴らしい眺めを見ることができるとのことでした。

あまりの快晴の気持ち良いお天気にのんびりしたい気分ですが、時間がないので早々に下山。 それでも烏帽子山で夕陽を迎えることになってしまい、最後はヘッデンを付けながらのナイトハイクになってしまいましたが、烏帽子尾根は富山市内の街明かりを身近に感じられるので助かりました。
翌日は鋲ヶ岳周辺の紅葉が気になりまた眺めに行ってみましたが、いつ雨が落ちてもおかしくないお天気。でも前日とはまた異なったやわらかい光の中での樹々たちを眺めることができました。 鋲ヶ岳から僧ヶ岳へは大変なロングルートでしたが、秋山と冬山の両方の魅力を一日で楽しむことができました。

● 写真(29) ●
  • 森林公園駐車場から30分の鋲ヶ岳山頂には何とかご来光の時間に間に合わせることができました。
  • 森林公園駐車場から30分の鋲ヶ岳山頂には何とかご来光の時間に間に合わせることができました。
  • まずは五竜岳の雪煙が赤く染まり始めました。
  • まずは五竜岳の雪煙が赤く染まり始めました。
  • 不帰ノ嶮から、そろそろ朝一番の光。
  • 不帰ノ嶮から、そろそろ朝一番の光。
  • 輝くご来光を眺めることができました。
  • 輝くご来光を眺めることができました。
  • 五竜岳と鹿島槍ヶ岳をアップで。鋲ヶ岳は後立山連峰の素晴らしい眺めでした。
  • 五竜岳と鹿島槍ヶ岳をアップで。鋲ヶ岳は後立山連峰の素晴らしい眺めでした。
  • 落ち葉のサクサクとした心地よい音を聞きながら歩く晩秋のお山。
  • 落ち葉のサクサクとした心地よい音を聞きながら歩く晩秋のお山。
  • 樹々たちの一部残った葉に朝の光が輝きます。そしてすっかり葉を落としてしまった樹の枝はまるで霧氷のような美しさ。
  • 樹々たちの一部残った葉に朝の光が輝きます。そしてすっかり葉を落としてしまった樹の枝はまるで霧氷のような美しさ。
  • 烏帽子山へと向かう道にて。白馬岳から雪倉岳と朝日岳。
  • 烏帽子山へと向かう道にて。白馬岳から雪倉岳と朝日岳。
  • カエデ類の葉が落ちるのは、他の樹々よりも遅いようです。
  • カエデ類の葉が落ちるのは、他の樹々よりも遅いようです。
  • 僧ヶ岳が望めるようになってきました。それなりに雪が付いているようです。
  • 僧ヶ岳が望めるようになってきました。それなりに雪が付いているようです。
  • 烏帽子山手前の展望台にて。後立山連峰がまた素晴らしい眺めでした。
  • 烏帽子山手前の展望台にて。後立山連峰がまた素晴らしい眺めでした。
  • 望遠レンズで白馬岳周辺をアップで。
  • 望遠レンズで白馬岳周辺をアップで。
  • 僧ヶ岳への道が秋色から冬色へ。
  • 僧ヶ岳への道が秋色から冬色へ。
  • 僧ヶ岳は登山口を過ぎてしばらく後からすっかり冬山でした。
  • 僧ヶ岳は登山口を過ぎてしばらく後からすっかり冬山でした。
  • 仏ヶ平まで一気に登ると視界が開け、後立山連峰が随分と近くなったように感じました。そしてお隣の駒ヶ岳も。
  • 仏ヶ平まで一気に登ると視界が開け、後立山連峰が随分と近くなったように感じました。そしてお隣の駒ヶ岳も。
  • 仏ヶ平は夏にはお花畑が広がるようです。
  • 仏ヶ平は夏にはお花畑が広がるようです。
  • 山頂からの駒ヶ岳と後立山連峰の山々。
  • 山頂からの駒ヶ岳と後立山連峰の山々。
  • 山頂標識。今回の寒波はこれほどまで雪を降らせたことに驚きます。
  • 山頂標識。今回の寒波はこれほどまで雪を降らせたことに驚きます。
  • 山頂手前の少し下ったところで毛勝山。東又ルートから良い展望ポイントがあったようです。
  • 山頂手前の少し下ったところで毛勝山。東又ルートから良い展望ポイントがあったようです。
  • 仏ヶ平とその奥に街並みと日本海。
  • 仏ヶ平とその奥に街並みと日本海。
  • 急ぎ足で下山しましたが、烏帽子山で夕陽を迎えてしまいました。
  • 急ぎ足で下山しましたが、烏帽子山で夕陽を迎えてしまいました。
  • 烏帽子山の展望台から本日最後の眺めです。
  • 烏帽子山の展望台から本日最後の眺めです。
  • 翌日、嘉例沢森林公園からふたたび鋲ヶ岳周辺へ。
  • 翌日、嘉例沢森林公園からふたたび鋲ヶ岳周辺へ。
  • 一部残ったカエデの葉が可愛らしい秋色です。
  • 一部残ったカエデの葉が可愛らしい秋色です。
  • いつ雨が落ちてもおかしくないお天気。
  • いつ雨が落ちてもおかしくないお天気。
  • でも前日とはまた異なったやわらかい光の中での樹々たちを眺めることができました。
  • でも前日とはまた異なったやわらかい光の中での樹々たちを眺めることができました。
  • 晩秋の色の中で、鮮やかな色に目が留まります。
  • 晩秋の色の中で、鮮やかな色に目が留まります。
  • イタヤカエデでしょうか?鮮やかな黄が針葉樹を背景に美しさが際立っていました。
  • イタヤカエデでしょうか?鮮やかな黄が針葉樹を背景に美しさが際立っていました。