大倉山
2016/03/21
大倉山
 
2016/03/21(祝):曇り時々晴れ:林道~登山口~大倉山往復
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今年の冬は週末ごとに悪天が続きましたが、この三連休の後半はようやく晴れの予報になりました。 この時期に日帰りでのお山を考えたところ、それなりの積雪量がなければ展望が利かないという大倉山を思い出し、またまた上市町の剱岳展望のお山へ。 例年であれば4月中旬以降に考えていましたが、今年は雪が少ないので早めに登ってみることにします。

北アルプスの予報は快晴なので久しぶりに気合を入れて4時に起き、上市に到着したのは朝6時過ぎ。北陸道を走っている時からでしたが、剱・立山連峰には雲がかかっていました。 その雲の中に突入すると驚くことに雪が舞っていました。さすが上市町。金沢とは気温が全く異なります。この寒波は麓でも雪を降らせるほどのものだったようです。
早めに着いたのにこの天気。空を見上げても晴れそうに感じません。でも団体の方々が登って行かれるのを見ると気持ちを入れ替えて、もうしばらくで日が昇り気温が上がると雨に変わりそうに感じ、雨具を着て出発します。

林道はほとんど雪がなく、登山口付近にようやくまとまった積雪がありました。上市のお山恒例の、まずは大変な激しい急登。 しばらくは雪がありませんでしたが徐々に雪が増え、急登が終わり細尾根になった頃にアイゼンを装着しました。
なかなか太陽の光を感じられないままでしたが、主稜線に出ると突然、美しい樹氷の樹々に出会いました!モノトーンの世界の中に凍える樹たち。樹氷や霧氷は太陽の光が射すことによって輝くものだと思っていましたが、 光がない中でもこれほどみごとに輝くなんて。暖かな冬の、しかも3月の下旬にこれほどまでに美しい風景に出会えるとは想像もしていなかったこと、激しく感動しました。 お花開かせたマンサクにも凍て付くエビの尻尾。そろそろ春の訪れを感じ始めた樹々に訪れたこの冬最後の試練かもしれません。

天候が回復することは分かっていたので、山頂に着く頃に晴れればと思っていると、ちょうど山頂目前で日本海側から雲が流れ、太陽の光が強くなり、上空に青空が広がりだしました! 樹々の輝きが増します。急いで山頂へ。残念ながら山々はまだ雲に覆われていましたが、時間は12時。2時間ほどのんびり過ごせるので写真を撮りながら休憩します。 青空に太陽もあらわれ今か今かと待ちましたが、結局、剱岳北方稜線の猫又山のほんの一部だけ姿があらわれただけで、再び天候悪化、雪が降り始め、残念ながら山々は厚い雲に覆われてしまいました..

富山市街を見下ろしながら下山していると、雪は止み、再び晴天へ。富山湾、そして能登半島まで綺麗に望むことができました。
下山後にいつも通り伊折橋に寄ってみると、ちょうど雲の中から剱岳の頂きがあらわれました。

残雪期の大倉山は、高い所が苦手なのでヤセ尾根が不安でしたが、今回の雪質は数日前に気温が上がり、一旦雪が解けたところに寒波が来て雪を降らせたため、固く締まった雪質の上に適度に柔らかい雪が被さっていました。 そして登山者も多くトレースがしっかりと付き、12本爪アイゼンを付ければまったく不安を感じることなく登ることができ感謝の気持ちです。

● 写真(30) ●
  • 登山口に設置された、可愛らしい看板。
  • 登山口に設置された、可愛らしい看板。
  • 主稜線に出ると突然、美しい樹氷の樹々に出会いました!
  • 主稜線に出ると突然、美しい樹氷の樹々に出会いました!
  • お花開かせたマンサクにも凍て付くエビの尻尾。
  • お花開かせたマンサクにも凍て付くエビの尻尾。
  • 凍て付く世界はまるで厳冬期のような美しさ。
  • 凍て付く世界はまるで厳冬期のような美しさ。
  • 完全なモノトーンの世界。
  • 完全なモノトーンの世界。
  • 富山市街地と富山湾が綺麗でした。街は晴れているようです。
  • 富山市街地と富山湾が綺麗でした。街は晴れているようです。
  • 水墨画のような世界に、ただただ惹かれます。
  • 水墨画のような世界に、ただただ惹かれます。
  • そしてまた、雪が降り出してしまいました。
  • そしてまた、雪が降り出してしまいました。
  • 霧氷を纏った樹々たちは、光がない中でもこれほどみごとに輝くなんて。
  • 霧氷を纏った樹々たちは、光がない中でもこれほどみごとに輝くなんて。
  • 樹々が眠りから覚めるまでの静かなひととき。
  • 樹々が眠りから覚めるまでの静かなひととき。
  • 最後の急登を登っていると、ようやく雲が流れ出しました。
  • 最後の急登を登っていると、ようやく雲が動き出しました。
  • あとは山頂までのなだらかな道。雲の切れ間から青空。
  • あとは山頂までのなだらかな道。雲の切れ間から青空。
  • そして光を感じ見上げると、待ちに待った太陽。
  • そして光を感じ見上げると、待ちに待った太陽。
  • 澄み切った青空!天候回復です。
  • 澄み切った青空!天候回復です。
  • 凍て付き寄り添うようにして立つ針葉樹林たち。ちょうど天候回復による美しい光を捉えることができました。
  • 凍て付き寄り添うようにして立つ針葉樹林たち。ちょうど天候回復による美しい光を捉えることができました。
  • 輝く霧氷、雪の華。晴天と悪天がせめぎ合うような雲の存在がまた、美しい霧氷を引き立たせました。
  • 輝く霧氷、雪の華。晴天と悪天がせめぎ合うような雲の存在がまた、美しい霧氷を引き立たせました。
  • そしてまた雲があらわれ天候悪化へ。
  • そしてまた雲があらわれ天候悪化へ。
  • 稜線はほとんど望むことができず残念でした。猫又谷は雪崩の巣になっています。
  • 稜線はほとんど望むことができず残念でした。猫又谷は雪崩の巣になっています。
  • そしてまた、雪が降り出しました。とうとう姿をあらわさなかった剱岳方面を最後にまた眺めて下山します。
  • そしてまた、雪が降り出しました。とうとう姿をあらわさなかった剱岳方面を最後にまた眺めて下山します。
  • ただ少し標高を下げただけで雪が止み、空が明るくなりました。このあたりの山域にだけ雲が集まっているのかもしれません。
  • ただ少し標高を下げただけで雪が止み、空が明るくなりました。このあたりの山域にだけ雲が集まっているのかもしれません。
  • 先ほどの晴天でずいぶん霧氷が落ちてしまいましたが、まだ枝先にだけ残した樹々。
  • 先ほどの晴天でずいぶん霧氷が落ちてしまいましたが、まだ枝先にだけ残した樹々。
  • 太陽の光があらわれ輝く樹々。富山湾と能登半島を背景に。
  • 太陽の光があらわれ輝く樹々。富山湾と能登半島を背景に。
  • 慌てて下りてきてしまいましたが、空を見て大丈夫そうなのでここでまたのんびりと。
  • 慌てて下りてきてしまいましたが、空を見て大丈夫そうなのでここでまたのんびりと。
  • 雪が解け、時折降り注ぐ霧氷のシャワー。
  • 雪が解け、時折降り注ぐ霧氷のシャワー。
  • 厳しい自然の中で生きているからこその輝きを、今日も数多くの樹々から見せていただきました。
  • 厳しい自然の中で生きているからこその輝きを、今日も数多くの樹々から見せていただきました。
  • 下山では街並みと富山湾も美しく、何度も足を止めてしまいました。
  • 下山では街並みと富山湾も美しく、何度も足を止めてしまいました。
  • 主稜線はそろそろお終い。また急な下りが待っています。
  • 主稜線はそろそろお終い。また急な下りが待っています。
  • まだ残っている去年の葉に着くエビの尻尾。
  • まだ残っている去年の葉に着くエビの尻尾。
  • そして足もとを見れば、樹々から落ちた氷が一面に広がっていました。
  • そして足もとを見れば、樹々から落ちた氷が一面に広がっていました。
  • 下山後にいつも通り伊折橋に寄ってみると、ちょうど雲の中から剱岳の頂きがあらわれました。
  • 下山後にいつも通り伊折橋に寄ってみると、ちょうど雲の中から剱岳の頂きがあらわれました。