別山
2015/06/13~2015/06/14
別山
 
2015/06/13(土):晴れのち曇り:上小池~六本檜~三ノ峰(避難小屋泊)
2015/06/14(日):晴れのち曇り:三ノ峰~別山~御舎利山~三ノ峰~六本檜~上小池
● 2015/06/13 ●

白山に登った2週間後に、今度は別山へ登ることにしました。 別山は2度目のチャレンジ。前々から気になっていた福井県側の三ノ峰からのルートにしてみようかなと、直前に行かれた方々の記録を読めば、夏のお花たちがもう既に咲き始めているとのこと、 そしてルート上にはもう残雪はまったくなくアイゼンは必要がないことが判明したところで決断。ただこちらのルートも長いため、せっかくなので避難小屋泊まりにすることにします。

前日の夕方に決めたので準備に戸惑い、そして念のため長めに睡眠を取ったので、朝の出発が少し遅くなり慌てて走りました。 国道158号線で遅い車に出会い、ようやく二車線になったところで一気に追い越しをかけ、あれ?どこまで行って左折だったかな?と思いスピードダウンしたところで目前で赤旗を振る人を発見。 道路工事?と思ったのもつかの間、警察でした。なぜにこんなお天気の良い週末の朝の7時前に???(泣)こんな運転をしていたらいつかは..とは思っていましたが、これが人生初体験でした。 でもあの時スピードダウンしたからまだ良かったのかも..と思うことにしたころに登山口着。

上小池駐車場は40台とのことですが、朝8時で既にほぼ満車状態、何とか滑り込みセーフ。準備をしているとまだ続々と車が到着します。さすがお花の時期の白山。ちなみに少し下ったところに下小池駐車場もあります。
ルート上には大きなザックを置いて休める場所が少なかったこともあり、ほとんど写真を撮らないまま一気に高度を稼ぎ、六本檜へ。すると突然、眺望が開け、遠くに荒島岳、そして樹間から三ノ峰方面も望むことができました。 しばらくはアップダウンが少なくなり、ザックを置けるスペースも出てきたので、お花撮影。アカモノやニガナの小さなお花たちに癒されます。 そして、ある崩壊地に植物が少しずつ生えてきていた場所がありました。そこで出会った1本のタニウツギの樹。 まだ高さが低い若い樹なのに立派にお花をいくつも付け、そしておそらく風が強いため耐えるような姿勢で立つ姿がとても凛々しく美しく感じました。

また急登を登り剣ヶ岩に出たところで美しい枝ぶりのダケカンバたちに出会います。そしてまたさらに視界が開け、これから登るルートが一望できました。ただこの辺りから虫が異常なほどの数に増えて、さすが6月の白山。 去年の白山釈迦岳を思い出しましたが、虫対策を全くして来なかったことに後悔。
剣ヶ岩を過ぎれば足もとには色とりどりの可愛いお花たちが次々とあらわれます。ただ気温が上がり陽射しが強い中での激しい急登、そしてルートが狭く重いザックを置ける場所がほとんどなく、何より大量の虫が体にまとわりつきます。 そんな状態なのでマクロレンズでゆっくりとお花たちを撮ることができず、フラストレーションがたまる一方。そんな中、おそらくハクサンチドリ、ではなく1株の立派なテガタチドリの前でだけ何とか一枚撮影できました。

お花畑の急登後の大きな岩のベンチまで一気に登ります。展望がさらに良くなり、白山御前峰や別山まで望むことができました。 そして目前には三ノ峰に続く最後の急登が待っています。最後のひと頑張り。這い上がるようにして一気に登ると三ノ峰避難小屋に出ました。
小屋でしばらく休憩、荷物の整理をした後で三ノ峰までお散歩へ。三ノ峰山頂からは別山が雄大な姿で聳え立ち、その奥には白山も。ただ空には雲が広がり残念ながら北アルプス方面は雲の中でした。 雲が広がっていてももしかしたら日の入りの時間には太陽が見られるかも?と思いながら時間を待つ間に、三ノ峰周辺のお花たちをようやくのんびりと撮影できました。 ミネカエデのお花を初めて見たので夢中で撮影していると、気付けば顔に2ヶ所もブヨに刺され強烈なかゆさ..しかも太陽があらわれないまま夜に。明日に期待します。

● 2015/06/14 ●

朝は3時半に起き、日の出前に出発。星の瞬きはまったく見えず空には一面、厚い雲が広がったままでした。御来光は絶望的。 三ノ峰からはかろうじて別山が望むことができたので、まだ良かったと思っていると次第に山頂がガスに覆われていきました。薄暗く怪しい雰囲気に..。 6月だから仕方がないかなと思い、予報を見るとどうやらお天気は夕方に下り坂になってくるようなので、これはもう雨に降られないことを祈りながら歩くことにします。

日の出の時間を過ぎてもまったく太陽の光が感じられないままなので、写真を1枚も撮ることもなく別山平に着きました。すると目前に突然、白山と別山があらわれました。 そして思いがけずあれほど暗く低く立ち込めていた雲が切れ出し、見る見るうちに別山の背後から朝の光が感じられ、もうあきらめていたところに素晴らしい光景を眺めることができました。 御手洗池には、まだ雪が残っていました。池に映る別山と朝の光がとても綺麗でした。 ただ別山平は湿原かなと思っていたので、ほぼ笹原の台地だったことが少し残念でした。そしてお花がまだ少なかったことも。ハクサンイチゲとイワカガミは綺麗に咲いていました。

別山平から別山山頂はしばらくで着くと思っていましたが、まだそれなりの距離を登らなければなりませんでした。ただ美しい残雪の白山とチブリ尾根の全貌を眺めながら歩くことができ快適な稜線歩きです。 別山の山頂に着き、そしてもう一歩先の御舎利山の山頂からも白山を眺めてみましたが、あまりの素晴らしさに感激。展望はもうほぼあきらめていたところだったので、心の中が感謝の気持ちで溢れました。
白山も活火山。24時間監視体制されていますが、どうかこれからもこの美しい姿のままであり続けますように..

下山はお花撮影をしながらのんびりと下ろうと思っていましたが、やはりお天気は確実に下り坂。雨雲に追いかけられるように、そして相変わらずの大量の虫に追いかけられるようにして下山しました。 結局、顔以外にも服の上から3ヶ所も刺されてしまいました。
ただ登る時に見つけられなかったコケイランですが、途中で出会ったお花好きの方々に伺って咲いている場所を教えていただき、無事に撮影することができました。ありがとうございました。

● 写真(47) ●
  • ほとんど写真を撮らないまま一気に高度を稼ぎ、六本檜へ。
  • ほとんど写真を撮らないまま一気に高度を稼ぎ、六本檜へ。
  • 六本檜では突然、眺望が開け、霞んでいますが荒島岳を眺めることができました。
  • 六本檜では突然、眺望が開け、霞んでいますが荒島岳を眺めることができました。
  • そして樹間から三ノ峰方面も望むことができました。
  • そして樹間から三ノ峰方面も望むことができました。
  • 残雪がほぼ解け、緑濃く、もう夏山。次は剣ヶ岩を目指して登ります。
  • 残雪がほぼ解け、緑濃く、もう夏山。次は剣ヶ岩を目指して登ります。
  • 登山道沿いに咲いていたアカモノ。
  • 登山道沿いに咲いていたアカモノ。
  • 一株のニガナ。可愛いらしい姿に癒されます。
  • 一株のニガナ。可愛いらしい姿に癒されます。
  • 崩壊地で出会った1本のタニウツギの樹。立ち姿がとても凛々しく美しく感じました。
  • 崩壊地で出会った1本のタニウツギの樹。立ち姿がとても凛々しく美しく感じました。
  • 剣ヶ岩に出たところの美しい枝ぶりのダケカンバたち。
  • 剣ヶ岩に出たところの美しい枝ぶりのダケカンバたち。
  • 剣ヶ岩から220m登った場所からの展望写真を元にした解説板がありました。
  • 剣ヶ岩から220m登った場所からの展望写真を元にした解説板がありました。
  • おそらくハクサンチドリではなく、テガタチドリの前でだけ何とか一枚撮影できました。
  • おそらくハクサンチドリではなく、テガタチドリの前でだけ何とか一枚撮影できました。
  • お花畑の急登後の大きな岩のベンチまで一気に登ると展望がさらに良くなり、白山御前峰や別山まで望むことができました。
  • お花畑の急登後の大きな岩のベンチまで一気に登ると展望がさらに良くなり、白山御前峰や別山まで望むことができました。
  • 三ノ峰に着くと群生になって咲いていたミヤマキンポウゲ。
  • 三ノ峰に着くと群生になって咲いていたミヤマキンポウゲ。
  • 登りながら登山道沿いに数多く咲いていたハクサンタイゲキ。
  • 登りながら登山道沿いに数多く咲いていたハクサンタイゲキ。
  • 三ノ峰からの別山と白山。残念ながら雲が厚くなってきました。
  • 三ノ峰からの別山と白山。残念ながら雲が厚くなってきました。
  • 初めて見たミネカエデのお花。ただ写真を撮っていると、顔を2ヶ所もブヨに刺されてしまいました。
  • 初めて見たミネカエデのお花。ただ写真を撮っていると、顔を2ヶ所もブヨに刺されてしまいました。
  • 三ノ峰からもうしばらく先まで行ってみましたが、続きはまた明日。樹々と残雪のコントラストが綺麗。
  • 三ノ峰からもうしばらく先まで行ってみましたが、続きはまた明日。樹々と残雪のコントラストが綺麗。
  • まだ少しだけお花を残していたミネザクラ。
  • まだ少しだけお花を残していたミネザクラ。
  • 曇り空ならではのやさしい光に包まれていました。
  • 曇り空ならではのやさしい光に包まれていました。
  • 朝5時すぎに別山平に到着。あれほど暗く低く立ち込めていた雲に切れ間ができ、
  • 朝5時すぎに別山平に到着。あれほど暗く低く立ち込めていた雲に切れ間ができ、
  • 青空が広がり、朝の光があらわれました。もうあきらめていたところに素晴らしい光景を眺めることができました。
  • 青空が広がり、朝の光があらわれました。もうあきらめていたところに素晴らしい光景を眺めることができました。
  • 御手洗池には、まだ雪が残っていました。池に映る別山と朝の光がとても綺麗でした。
  • 御手洗池には、まだ雪が残っていました。池に映る別山と朝の光がとても綺麗でした。
  • 御手洗池に映る太陽と空。そして別山。
  • 御手洗池に映る太陽と空。そして別山。
  • ハクサンイチゲたちも朝の光を浴びて微笑んでいました。
  • ハクサンイチゲたちも朝の光を浴びて微笑んでいました。
  • 白山の素晴らしい姿を眺めながら別山の頂きへ。チブリ尾根全貌も見えてきました。
  • 白山の素晴らしい姿を眺めながら別山の頂きへ。チブリ尾根全貌も見えてきました。
  • 岩場を彩るハクサンイチゲ。
  • 岩場を彩るハクサンイチゲ。
  • 別山手前の庭園のような美しいところでコヨウラクツツジが咲いていました。つぼ形のお花が可愛い。
  • 別山手前の庭園のような美しいところでコヨウラクツツジが咲いていました。つぼ形のお花が可愛い。
  • 晴天と悪天がせめぎ合っているような雲。
  • 晴天と悪天がせめぎ合っているような雲。
  • 2,399mの別山の頂きに到着。
  • 2,399mの別山の頂きに到着。
  • 白山上空には穏やかな青空が広がっていました。すぐ近くの御舎利山まで行ってみたくなりました。
  • 白山上空には穏やかな青空が広がっていました。すぐ近くの御舎利山まで行ってみたくなりました。
  • 振り返ると歩いて来た道。三ノ峰と別山平です。御手洗池が小さく見えます。
  • 振り返ると歩いて来た道。三ノ峰と別山平です。御手洗池が小さく見えます。
  • 御舎利山までの道。このルート唯一の雪渓歩きでした。
  • 御舎利山までの道。このルート唯一の雪渓歩きでした。
  • 白山と雪渓が美しいです。
  • 白山と雪渓が美しいです。
  • 御舎利山からの白山。素晴らしく美しい姿..。展望はもうほぼあきらめていたところだったので、心の中が感謝の気持ちで溢れました。
  • 御舎利山からの白山。素晴らしく美しい姿..。展望はもうほぼあきらめていたところだったので、心の中が感謝の気持ちで溢れました。
  • 今度はハイマツを前景にもう1枚。南竜の冬季小屋に泊まり油坂から来られた方々に出会いました。
  • 今度はハイマツを前景にもう1枚。南竜の冬季小屋に泊まり油坂から来られた方々に出会いました。
  • 御手洗池に戻って来ると、イモリ(?)たちが群れていました。
  • 御手洗池に戻って来ると、イモリ(?)たちが群れていました。
  • 御手洗池周辺にはハクサンイチゲも群生になって咲いています。
  • 御手洗池周辺にはハクサンイチゲも群生になって咲いています。
  • 三ノ峰避難小屋に戻ってきました。三ノ峰周辺は、多くの人で賑わっていました。
  • 三ノ峰避難小屋に戻ってきました。三ノ峰周辺は、多くの人で賑わっていました。
  • お花を撮りながらのんびり下山します。このような痩せ尾根にハクサンコザクラが咲いていました。
  • お花を撮りながらのんびり下山します。このような痩せ尾根にハクサンコザクラが咲いていました。
  • ハクサンチドリも数多く見かけました。葉に斑点があるウズラバハクサンチドリも見かけました。
  • ハクサンチドリも数多く見かけました。葉に斑点があるウズラバハクサンチドリも見かけました。
  • グンナイフウロ。下向きに咲くお花が多い中、ようやく正面を向いたお花に出会いました。
  • グンナイフウロ。下向きに咲くお花が多い中、ようやく正面を向いたお花に出会いました。
  • カラマツソウ。蕾は赤みを帯びています。
  • カラマツソウ。蕾は赤みを帯びています。
  • 六本檜辺りまで戻って来ると、ギンリョウソウに出会いました。このお花を見ると梅雨を感じます。
  • 六本檜辺りまで戻って来ると、ギンリョウソウに出会いました。このお花を見ると梅雨を感じます。
  • イワナシもなかなか上向きに咲くお花を見付けることができません。
  • イワナシもなかなか上向きに咲くお花を見付けることができません。
  • コケイラン。咲いている場所を教えてくださりありがとうございました。
  • コケイラン。咲いている場所を教えてくださりありがとうございました。
  • 森の中では目立たない存在ですが、良く見るとしっかりとランの姿だと分かります。
  • 森の中では目立たない存在ですが、良く見るとしっかりとランの姿だと分かります。
  • コケイランと一緒にツクバネソウも咲いていました。
  • コケイランと一緒にツクバネソウも咲いていました。
  • 登山口まで下りて来ると、ノビネチドリが咲いていて驚きました。
  • 登山口まで下りて来ると、ノビネチドリが咲いていて驚きました。