白山
2015/05/31
白山
 
2015/05/31(日):晴れ:別当出合~砂防新道~室堂~山頂往復
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この週末にようやく別当出合までの林道が開通したとのことで、久しぶりに砂防新道を登ることにしました。
そろそろ1,000m前後のお山では毛虫が気になる季節になってきたので、標高1,250mに位置する別当出合はまだ安心です。 ただお天気があまり良くない予報でしたが、直前の予報を見ると晴れになり、午前中にちょうど回復に向かいそうなので、お天気の移り変わりも楽しみに出掛けました。

さすが白山別当出合の開通直後のお天気の良い週末。6時目指して向かいましたが、駐車場に着くと次々と車が来ます。 運転中はまだ少し雨が残っていましたが、到着するとちょうど雨が止みました。でも登山口は深いガスの中。
濃い霧が立ち込める森の中は、樹々を浮かび上がらせ幻想的な姿です。ここに太陽の光があれば..と思いながら登っていると、少しずつ空が明るくなり突然、樹間から太陽の光があらわれました! ほんのしばらくの出来事で、そしてまた辺り一面濃い霧に覆われてしまいました。登山道沿いのニリンソウたちも光が来ないので縮こまったままです。

中飯場を過ぎると徐々に残雪が多くなり、そしてほぼ登山道は雪の中。ガスが立ち込めていると道迷いに注意しなければなりません。 もう既に夕方のような薄暗い中を歩いていると、再び樹間から太陽の光が感じられましたが、今回は光が弱いまままた濃いガスに覆われていきました。 どの辺りまでガスの中かな?と思っていると、甚ノ助避難小屋あたりまで登れば青空が広がっているとの情報をいただきました。 甚ノ助避難小屋に近付いたところで、いただいた情報通り突然空が明るくなったと思えばガスが流れ、あっという間に青空が広がり、太陽があらわれました!眩しい! すぐ間近に雲の中から美しい別山もあらわれました。本当にあっという間の出来事、もう少し楽しみたい想いでしたが晴れて良かった。

甚ノ助避難小屋からまだ深い残雪の中、急登あり、トラバースありなので、小屋でしっかりアイゼンを付けて登ります。 雪道に慣れている方々はアイゼンは付けずピッケルのみの方々もいました。 ピッケルを持たないで来たので少し不安でしたが、もうすでに多くの方が登られしっかりとしたトレースができていたので安心して登ることができ助かりました。
十二曲がりの途中から夏道になり、黒ボコ岩直下はもう雪が全くなくなったのでアイゼンを外します。そして延命水をいただくことができました。ショウジョウバカマとリュウキンカの群生を見るともう夏山の雰囲気です。

黒ボコ岩からは白山山頂が綺麗に望めました。そして、大長山や赤兎山、経ヶ岳といった福井の山々が雲海から姿をあらわしています。
弥陀ヶ原の広大な雪原を歩き、五葉坂はもうまったく雪が残っていませんでした。室堂周辺も、もう驚くほど雪解けが進み、山頂までのルートはまったく雪はありませんでした。 ここまで雪が少ないとなると、動植物への影響が気になりますが大丈夫でしょうか?

ちょうどお昼の12時に山頂に到着。大汝、剣ヶ峰、そして三方崩山のはるか彼方に、剱岳から乗鞍岳まで北アルプスの全景が広がる雲海の中からすべて望むことができ感激です。 でも山頂では大変な強風。からだごと吹き飛ばされそうな風が常に吹き続けていました。そしてあまりの寒さに防寒着を着込みます。 できれば紺屋ヶ池まではおりてみたかったのですが、あまりの風の強さ、そして時間のゆとりもそれほどないので諦めます。それにまだあまり欲張りは禁物かな.. 風でそれなりに体力が消耗したので下山は水屋尻雪渓を下ろうかなとも思っていましたが、それもまた今度。その代わり弥陀ヶ原まで下りた後に雪渓にできた雪壁を眺めにいきました。

下山の砂防新道は晴れ渡りまったく表情が異なります。特にダケカンバの芽吹きがとても綺麗。樹々たちに癒されながらのんびりと下山、5時半に別当出合に到着しました。 今回はちょうど術後1ヶ月でしたが標高差1,500mを11時間で歩くことができ、いつものんびりなのでちょうどいいペースです。 傷口の痛みは下山の中飯場あたりから少し気になった程度で済み、すっかりほぼ復活できた気持ち。 もうしばらく後には、重い荷物を持ってまた少しずつ歩けるようにしたいと思います。

● 写真(34) ●
  • 6時半。絶望的なお天気に感じますが、必ず晴れが来ると思いながら出発。
  • 6時半。絶望的なお天気に感じますが、必ず晴れが来ると思いながら出発。
  • 濃い霧が立ち込める森の中は、樹々を浮かび上がらせ幻想的な姿です。
  • 濃い霧が立ち込める森の中は、樹々を浮かび上がらせ幻想的な姿です。
  • ここに太陽の光があれば..と思いながら登っていると、少しずつ空が明るくなり太陽の光があらわれました!
  • そここに太陽の光があれば..と思いながら登っていると、少しずつ空が明るくなり太陽の光があらわれました!
  • 光のシャワーが降り注ぎます!でも構図を考える間もなくほんのしばらくの出来事でした。
  • 光のシャワーが降り注ぎます!でも構図を考える間もなくほんのしばらくの出来事でした。
  • そしてまた辺り一面濃い霧に覆われてしまいました。時折太陽の存在が感じられても淡い光だけ。
  • そしてまた辺り一面濃い霧に覆われてしまいました。時折太陽の存在が感じられても淡い光だけ。
  • 甚ノ助避難小屋に近付いたところで、突然、空が明るくなったと思えばガスが流れ、
  • 甚ノ助避難小屋に近付いたところで、突然、空が明るくなったと思えばガスが流れ、
  • あっという間に青空が広がりました!
  • あっという間に青空が広がりました!
  • すぐ間近に雲の中から美しい別山もあらわれました。
  • すぐ間近に雲の中から美しい別山もあらわれました。
  • 本当にあっという間の出来事、もう少し楽しみたい想いでしたが晴れて良かった。
  • 本当にあっという間の出来事、もう少し楽しみたい想いでしたが晴れて良かった。
  • 甚ノ助避難小屋からまだ深い残雪の中、急登あり、トラバースありなので、小屋でしっかりアイゼンを付けて登ります。
  • 甚ノ助避難小屋からまだ深い残雪の中、急登あり、トラバースありなので、小屋でしっかりアイゼンを付けて登ります。
  • 先を行く団体さん。雲が綺麗です。準備をしていたらシャッターチャンスを逃してしまいました。
  • 先を行く団体さん。雲が綺麗です。準備をしていたらシャッターチャンスを逃してしまいました。
  • ショウジョウバカマとリュウキンカの群生がみごとでした。もう夏山の雰囲気です。
  • ショウジョウバカマとリュウキンカの群生がみごとでした。もう夏山の雰囲気です。
  • 登山道横の雪渓の中を覗き込んでみました。雪解けが進みます。
  • 登山道横の雪渓の中を覗き込んでみました。雪解けが進みます。
  • 黒ボコ岩直下は、まったく雪がありませんでした。
  • 黒ボコ岩直下は、まったく雪がありませんでした。
  • 大長山や赤兎山、経ヶ岳といった福井の山々が雲海から姿をあらわしています。
  • 大長山や赤兎山、経ヶ岳といった福井の山々が雲海から姿をあらわしています。
  • 黒ボコ岩から眺めた頂き。お昼寝をしたい気分ですが、のんびりし過ぎたので少し急ぎます。
  • 黒ボコ岩から眺めた頂き。お昼寝をしたい気分ですが、のんびりし過ぎたので少し急ぎます。
  • 弥陀ヶ原はまだ一面雪の中。別山を眺めながら、気持ちの良い広大な雪原を歩きます。
  • 弥陀ヶ原はまだ一面雪の中。別山を眺めながら、気持ちの良い広大な雪原を歩きます。
  • 見上げれば、美しい雲が上空にあらわれていました。
  • 見上げれば、美しい雲が上空にあらわれていました。
  • 五葉坂もまったく雪はありませんでした。時折振り返りながら、綺麗な別山や福井の山々を眺めてしまいます。
  • 五葉坂もまったく雪はありませんでした。時折振り返りながら、綺麗な別山や福井の山々を眺めてしまいます。
  • 室堂では休憩せず山頂へ急ぎます。ちょうどお昼の12時に到着。
  • 室堂では休憩せず山頂へ急ぎます。ちょうどお昼の12時に到着。
  • 山頂では、雲海から姿をあらわした北アルプスを眺めることができました。
  • 山頂では、雲海から姿をあらわした北アルプスを眺めることができました。
  • 三方崩山のはるか彼方に、剱岳から乗鞍岳まで北アルプスの全景をすべて望むことができ感激。
  • 三方崩山のはるか彼方に、剱岳から乗鞍岳まで北アルプスの全景をすべて望むことができ感激。
  • 大汝峰と剣ヶ峰。写真では穏やかそうに見えますが、身の危険を感じるほどの強風が続きます。
  • 大汝峰と剣ヶ峰。写真では穏やかそうに見えますが、身の危険を感じるほどの強風が続きます。
  • 別山と室堂周辺を振り返ります。
  • 別山と室堂周辺を振り返ります。
  • 別山上空に広がる美しい雲の競演。
  • 別山上空に広がる美しい雲の競演。
  • 最後に御嶽山と乗鞍を撮って下山します。眼下には美しい白水湖。
  • 最後に御嶽山と乗鞍を撮って下山します。眼下には美しい白水湖。
  • 弥陀ヶ原まで下りた後に水屋尻雪渓にできた雪壁を眺めに行きます。
  • 弥陀ヶ原まで下りた後に水屋尻雪渓にできた雪壁を眺めに行きます。
  • 雪壁と太陽。今日は雲が綺麗な一日です。
  • 雪壁と太陽。今日は雲が綺麗な一日です。
  • 黒ボコ岩近くの登山道の真ん中に咲いていたリュウキンカ。踏まれないことを祈ります..
  • 黒ボコ岩近くの登山道の真ん中に咲いていたリュウキンカ。踏まれないことを祈ります..
  • 色の濃いショウジョウバカマに出会いました。
  • 色の濃いショウジョウバカマに出会いました。
  • 登る時は暗い中だったので目に留まりませんでしたが、始まったばかりのブナの芽吹きが綺麗。
  • 登る時は暗い中だったので目に留まりませんでしたが、始まったばかりのブナの芽吹きが綺麗。
  • 青空の中で白く輝き、とても美しい樹形のダケカンバ。
  • 青空の中で白く輝き、とても美しい樹形のダケカンバ。
  • 素晴らしい風景の中で聞こえるのは鳥のさえずりだけ。
  • 素晴らしい風景の中で聞こえるのは鳥のさえずりだけ。
  • 残雪の中のダケカンバの新緑に魅せられました。樹々たちに癒されながらのんびりと下山しました。
  • 残雪の中のダケカンバの新緑に魅せられました。樹々たちに癒されながらのんびりと下山しました。