高落場山・高清水山・縄ヶ池
2015/05/17
高落場山・高清水山・縄ヶ池
 
2015/05/17(日):晴れ:若杉登山口~唐木峠~高落場山~高清水山~縄ヶ池一周~若杉登山口
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高清水山や高落場山付近もブナの原生林が美しいとのことで以前から残雪期に一度登ってみたいと思っていました。
前回の赤祖父山と同じ稜線の道宋道(どうしゅうみち)のお山ですが、高清水山の立派な佇まい、そして残雪と新緑が美しく、 ちょうどこの週末に林道縄ヶ池線が開通したところということもあって、早速登ってみることに。せっかくなのでそのお隣の高落場山、そして水芭蕉が見ごろの縄ヶ池と合わせて周回することにします。

林道縄ヶ池線が開通直後の好天なので、開通を待ち侘びていた人たちが一斉に訪れると思い、なるべく早めに若杉登山口へ向かいます。
そのため朝6時に到着した時は、7、8台ほど止められるスペースのある駐車場はまだ1台しか止まっていませんでした。
しばらくは杉林の中に広葉樹が混じっているルート。ところにより開通直後らしく倒木が倒れていて歩き辛い箇所もありましたが、大部分は昔の道宋道の石畳が残りとても歩きやすいルートでした。 陽が高くなり、登山道にも光が射し込みます。椿のお花が輝いて綺麗。
去年の3月に高落場山に登った時にも通った唐木峠を過ぎしばらく急登を登ると、樹間から医王山と福光の散居村の街並みが望めました。

そろそろ稜線近くなると、ブナの新緑が綺麗。残雪を踏みながら高落場山の山頂へ。
まだ雪深く白く輝く白山を始め、白山山系の山々がとても綺麗でした。ただ残念ながら北アルプス方面は霞んでいます。
高落場山から高清水山へはブナ原生林に囲まれた気持ちの良い稜線を縦走します。賑やかな鳥たちのさえずりを聴きながらのんびり歩いていると、不思議なかたちのブナの巨木たちに出会いました。 雪が原因でしょうか?そしてコブができたブナは、傷や病気を治そうとブナ自身が戦った結果とのこと。

林道高清水線に出て30分ほど歩くと、高清水山登山口に到着です。熊によって傷つけられたという道標がありました。 同じように周回する方にはあまり出会いませんでしたが、高清水山に向かってしばらく登ると縄ヶ池からピストンして来られた方々で賑わっていました。 高清水山まで来るとブナ原生林は少なくなってしまいましたが、高落場山よりも開けた眺め、雄大な白山山系を眺めることができます。 山頂からしばらく先へ進むと北アルプス方面が開かれた場所に出ますが、残念ながら霞んでしまったまま、ただ薬師岳あたりを眺めることができました。

縄ヶ池へ下る尾根は急ですが、しっかりと整備されていて安心です。 千年杉と呼ばれる杉の大木たちに出会いました。街が近い低山でもこれほどの巨木に出会えることに驚きます。 ほどなくして縄ヶ池が眼下に見下ろせる場所に出ます。そしてオオカメノキ、ニリンソウ、エンレイソウ、キクザキイチゲの写真を撮りながら下っているとすぐに縄ヶ池。
縄が池周辺には驚くほど多くの方々が訪れていました。 縄ヶ池は標高830mに位置していますが、標高1,000m以下でのこれほどの大群生は珍しいとのことです。 2年前に訪れた時は雨上がりでガスが濃く、ガスならではの美しい雰囲気を楽しめました。 ただ前回は縄が池を一周できなかったこともあり、今回は池の周りを一周してみることにします。

対岸からは水芭蕉湿原に訪れた方々を望むことができました。縄ヶ池の水、そして芽吹き始めたばかりの樹々が輝いています。 それからクロサンショウウオの池で見ることができたクロサンショウウオの卵、池のほとりにも御神木とされるタテヤマスギの巨木が立ち、水芭蕉以外の見どころが色々あります。 水芭蕉湿原に出た頃は、ちょうど日が傾き始め光と影を楽しむことができました。水芭蕉だけでなく、場所によってはザゼンソウも見ることができます。
その後は若杉登山口まで1時間の林道歩き。高落場山や大滝山周辺のブナ原生林から流れ落ちる夫婦滝を過ぎれば若杉駐車場に到着です。

縄が池は大変な人気のようで、駐車場は多くの車が止まり、そしてもう日の入り間近な時間なのに次々と登って来る車がいました。
ただ縄が池林道は狭くすれ違い困難な箇所も多いので、運転には気をつけなければいけません。
今回もまた可愛らしい春のお花たち、そして美しいブナ原生林と残雪を楽しむことができました。

● 写真(40) ●
  • 登山道に朝の光が射し込みます。椿のお花が輝いて綺麗。
  • 登山道に朝の光が射し込みます。椿のお花が輝いて綺麗。
  • 冬に見た覚えのある唐木峠。人喰谷へは通行不可能とのこと。高落場山へ向かいます。
  • 冬に見た覚えのある唐木峠。人喰谷へは通行不可能とのこと。高落場山へ向かいます。
  • 樹間から医王山と福光の散居村の街並みが望めました。
  • 樹間から医王山と福光の散居村の街並みが望めました。
  • そろそろ稜線近くなると、ブナの新緑が綺麗。
  • そろそろ稜線近くなると、ブナの新緑が綺麗。
  • 残雪を踏みながら高落場山の山頂へ向かいます。
  • 残雪を踏みながら高落場山の山頂へ向かいます。
  • のんびり登って2時間で高落場山山頂に到着しました。
  • のんびり登って2時間で高落場山山頂に到着しました。
  • まだ雪深く白く輝く白山を始め、白山山系の山々がとても綺麗でした。
  • まだ雪深く白く輝く白山を始め、白山山系の山々がとても綺麗でした。
  • 残雪が少しでも存在すると、新緑がさらに引き立ちます。
  • 残雪が少しでも存在すると、新緑がさらに引き立ちます。
  • 不思議なかたちのブナの巨木。このような姿になったのは雪が原因でしょうか?
  • 不思議なかたちのブナの巨木。このような姿になったのは雪が原因でしょうか?
  • あまりの堂々とした風格に、生きる力を感じます。
  • あまりの堂々とした風格に、生きる力を感じます。
  • コブができたブナにも出会いました。傷や病気を治そうとブナ自身が戦った結果とのこと。
  • コブができたブナにも出会いました。傷や病気を治そうとブナ自身が戦った結果とのこと。
  • こちらのブナも巨木でしたが蔦をまとっていることもあり、どこかやさしさを感じました。
  • こちらのブナも巨木でしたが蔦をまとっていることもあり、どこかやさしさを感じました。
  • 林道高清水線に出て30分ほど歩きます。
  • 林道高清水線に出て30分ほど歩きます。
  • 高清水山登山口に到着。熊によって傷つけられたという道標がありました。
  • 高清水山登山口に到着。熊によって傷つけられたという道標がありました。
  • 登っていると人形山と三ヶ辻山が望めるようになってきます。
  • 登っていると人形山と三ヶ辻山が望めるようになってきます。
  • 山頂の一歩手前のピーク、オエズコの頭。
  • 山頂の一歩手前のピーク、オエズコの頭。
  • オエズコの頭からは、医王山と散居村が遮るもの何もなく眺めることができました。
  • オエズコの頭からは、医王山と散居村が遮るもの何もなく眺めることができました。
  • 北アルプスは霞んでいましたが、薬師岳、それから北ノ俣岳と黒部五郎岳。
  • 北アルプスは霞んでいましたが、薬師岳、それから北ノ俣岳と黒部五郎岳。
  • 高清水山山頂付近には、イワウチワが可愛らしく咲いていました。
  • 高清水山山頂付近には、イワウチワが可愛らしく咲いていました。
  • 縄ヶ池に向かって下山している途中で今度はスギの巨木に出会います。千年杉と呼ばれているそうです。
  • 縄ヶ池に向かって下山している途中で今度はスギの巨木に出会います。千年杉と呼ばれているそうです。
  • 街が近い低山でもこれほどの巨木に出会えることに驚きます。
  • 街が近い低山でもこれほどの巨木に出会えることに驚きます。
  • 縄ヶ池が眼下に見下ろせる場所がありました。
  • 縄ヶ池が眼下に見下ろせる場所がありました。
  • オオカメノキの純白のお花が見頃を迎えていました。
  • オオカメノキの純白のお花が見頃を迎えていました。
  • 特徴ある姿のエンレイソウ。3枚の大きな葉と並んで花びらのように見えるのは3枚のガクです。
  • 特徴ある姿のエンレイソウ。3枚の大きな葉と並んで花びらのように見えるのは3枚のガクです。
  • まだ残雪が残る中で、開いたばかりのキクザキイチゲ。
  • まだ残雪が残る中で、開いたばかりのキクザキイチゲ。
  • 濃い色の株が目に付きました。
  • 濃い色の株が目に付きました。
  • 縄ヶ池に出ると、水芭蕉の湿原を対岸から眺めることができました。
  • 縄ヶ池に出ると、水芭蕉の湿原を対岸から眺めることができました。
  • 池と新緑が輝いています。池の間際にもミズバショウが咲いています。
  • 池と新緑が輝いています。池の間際にもミズバショウが咲いています。
  • 鏡岩という高さ4、5mほどありそうな巨岩の上に立って縄が池を見下ろしてみました。
  • 鏡岩という高さ4、5mほどありそうな巨岩の上に立って縄が池を見下ろしてみました。
  • オオサンショウウオ発見!と思いましたが、お腹が赤くどうやらイモリのようです。
  • オオサンショウウオ発見!と思いましたが、お腹が赤くどうやらイモリのようです。
  • 縄が池の水を背景に、芽吹き始めたばかりの葉たちがとても綺麗。
  • 縄が池の水を背景に、芽吹き始めたばかりの葉たちがとても綺麗。
  • クロサンショウウオの池には卵が浮いていました。産卵期は冬から春にかけてとのこと。
  • クロサンショウウオの池には卵が浮いていました。産卵期は冬から春にかけてとのこと。
  • 激減している中でこれほどの数の卵を見ることができるなんて。これからも守られていきますように..
  • 激減している中でこれほどの数の卵を見ることができるなんて。これからも守られていきますように..
  • 縄が池を一周してそろそろ..?と思ったころに、水芭蕉湿原地を見下ろすことができる場所に出ました。
  • 縄が池を一周してそろそろ..?と思ったころに、水芭蕉湿原地を見下ろすことができる場所に出ました。
  • 水芭蕉湿原に到着です。夕方4時を過ぎていても、まだ多くの人たちで賑わっていました。
  • 水芭蕉湿原に到着です。夕方4時を過ぎていても、まだ多くの人たちで賑わっていました。
  • 水芭蕉も花びらのように見える白い部分は苞で、葉が変形したもの。
  • 水芭蕉も花びらのように見える白い部分は苞で、葉が変形したもの。
  • こちらは大ぶりな葉の水芭蕉が集まっている箇所。縄が池は大ぶりな葉の株と小ぶりな葉の株が混じっています。
  • こちらは大ぶりな葉の水芭蕉が集まっている箇所。縄が池は大ぶりな葉の株と小ぶりな葉の株が混じっています。
  • 写真を撮っていると、徐々に光が回らない時間帯になってきました。
  • 写真を撮っていると、徐々に光が回らない時間帯になってきました。
  • ザゼンソウも咲いていました。水芭蕉とはまた異なる美しさ。深みのある色が綺麗です。
  • ザゼンソウも咲いていました。水芭蕉とはまた異なる美しさ。深みのある色が綺麗です。
  • 帰りの林道歩きで夫婦滝に出れば、若杉駐車場はもうしばらくです。
  • 帰りの林道歩きで夫婦滝に出れば、若杉駐車場はもうしばらくです。