赤祖父山
2015/05/10
赤祖父山
 
2015/05/10(日):曇りのち晴れ:登山口~新道~扇山~赤祖父山~旧道~登山口
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お花の素晴らしい山と言われる赤祖父山。福寿草や雪割草(オオミスミソウ)が自生しているお山がまさかこれほど身近に存在するなんて、最近知りましたが驚きました。 4月初旬に福寿草だけを目的に訪れましたが、その時は残念ながらまだ蕾の状態でした。この時季はもうさすがに福寿草は終わってしまっていると思いますが、雪割草はまだ残っているかもしれません。 しかも標高が1,000mのお山なのに山頂付近では綺麗なブナ林が見られるとのこと。残雪の具合によっては、もしかしたら芽吹き始めたばかりのブナと残雪を見られるかもしれません。 そしてお天気によっては北アルプスの展望も得られるかも?
色々と欲張りな気持ちになりながら出発します。

まずは新道から急登を登ります。早めの出発なので、お花を探しながらのんびりと。薄暗い針葉樹林帯を歩いていると、早速、チゴユリ、イカリソウ、ショウジョウバカマ、スミレたちに出迎えられます。 そして次第に雪割草の葉が目に付き始めると、半信半疑だった気持ちが舞い上がりそうになります。
ほどなくしてまだお花を付けている雪割草に出会いました!まだ光が回らない時間帯、そして周囲は針葉樹の薄暗い樹林帯なので暗い中での撮影でしたが、何とか間に合ってよかった。 印象的だったのは、葉が大きくイキイキと、株全体も大きいものが多く、さすが自ら好んだ場所で咲く姿だと感じました。どうかこれからも盗掘などに遭わず守られていきますように..

スギ林の中に少しずつブナが混生し、作業林道を越えるとサンカヨウ、そしてイワウチワに出会い始めます。 登るごとに残雪が増えていきました。稜線に出ると登山道はなだらかになりました。そして突然、目前に広がる広大なブナ林。 芽吹き始めたブナを期待して登ってきましたが、もうすでに新緑からそして深緑へと移り変わるような濃い色になってしまっていたことが少し残念でしたが、 この時のブナ林と残雪に射し込む光と、足もとにブナのお花が一面に落ちている風景がとても綺麗で印象に残りました。
扇山、赤祖父山の山頂を過ぎ、しばらく進むと展望台がありました。でも展望台ももうすっかり雪が解けてしまっています。 雲の中からかろうじて白山や白山山系の山々、北アルプスも一部だけ望むことができましたが、周辺の樹々によって遮られている箇所が多くなかなか写真に残すことはできませんでしたが、 まだ雪が深く残る頃は展望が素晴らしいと思います。

少しだけ高清水山の方へ足を延ばしてみると、こちらもブナたちが綺麗。樹間から砺波の散居村も望めました。
それからこの時季あちこちで良く見かける初々しく可愛らしい若葉たち。以前から気になっていましたが、帰宅後調べてみるとリョウブでした。

下山は道が悪いことが分かっていましたが、もしかしたらまた雪割草に出会えるかもしれないので旧道へ。残念ながらお花を付けている株はひとつもありませんでしたが、その代わりにヒメシャガの群生に出会いました。 そして福寿草もすっかり終わっていました。ただ福寿草群生地の辺りは大変傾斜の急な、滑落したらどこまでも落ちて行きそうな危険な場所。 ですがこれほどの場所に咲くことが、福寿草たち自身が身を守ることになっているのだと感じます。
お花の見頃と残雪の具合を考えて、この次はもう少し早い時季に訪れてみたいと思います。

● 写真(14) ●
  • 4月初旬に訪れた時の福寿草。まだ大部分が蕾でした。
  • 4月初旬に訪れた時の福寿草。まだ大部分が蕾でした。
  • 雪割草(オオミスミソウ)。周囲は針葉樹の薄暗い樹林帯なので暗い中での撮影でしたが、何とか間に合いました。
  • 雪割草(オオミスミソウ)。周囲は針葉樹の薄暗い樹林帯なので暗い中での撮影でしたが、何とか間に合いました。
  • 寄り添うようにして咲いています。どうかこれからも盗掘などに遭わず守られていきますように..
  • 寄り添うようにして咲いています。どうかこれからも盗掘などに遭わず守られていきますように..
  • 作業林道に出ました。ようやく太陽があらわれ青空が広がってきました。
  • 作業林道に出ました。ようやく太陽があらわれ青空が広がってきました。
  • 早くもサンカヨウに出会います。やはり今年の春は気温が高いからでしょうか?
  • 早くもサンカヨウに出会います。やはり今年の春は気温が高いからでしょうか?
  • 登山道を賑やかに彩るスミレたち。
  • 登山道を賑やかに彩るスミレたち。
  • 中には濃い赤紫の色のスミレも交じっていました。
  • 中には濃い赤紫の色のスミレも交じっていました。
  • この時のブナ林と残雪に射し込む光と、足もとにブナのお花が一面に落ちている風景がとても綺麗で印象に残りました。
  • この時のブナ林と残雪に射し込む光と、足もとにブナのお花が一面に落ちている風景がとても綺麗で印象に残りました。
  • ブナの根元に咲く愛らしいイワウチワ。稜線には数多く群生していました。
  • ブナの根元に咲く愛らしいイワウチワ。稜線には数多く群生していました。
  • 少しだけ高清水山の方へ足を延ばしてみると、樹間から砺波の散居村が望めました。
  • 少しだけ高清水山の方へ足を延ばしてみると、樹間から砺波の散居村が望めました。
  • 赤祖父山山頂周辺は標高1,000mほどですが、広大なブナ林が広がっていました。
  • 赤祖父山山頂周辺は標高1,000mほどですが、広大なブナ林が広がっていました。
  • この時期、あちこちで良く見かける美しい若葉。帰宅後調べてみると、リョウブでした。
  • この時期、あちこちで良く見かける美しい若葉。帰宅後調べてみると、リョウブでした。
  • そしてこのリョウブの若葉は食用になるとのこと。
  • そしてこのリョウブの若葉は食用になるとのこと。
  • 旧道では残念ながらもう雪割草と福寿草はお花が終わっていましたが、その代わりにヒメシャガが満開でした。
  • 旧道では残念ながらもう雪割草と福寿草はお花が終わっていましたが、その代わりにヒメシャガが満開でした。