谷川岳
2014/12/28
谷川岳
 
2014/12/28(日):晴れ:谷川岳ロープウェイ~天神平~トマノ耳~オキノ耳往復
*

17年間乗った愛車の車検を通した際に、そろそろあちこちで大幅な修理が必要とのこと。クーラーも効かなくなってはや1年以上経ち、 4年ほど前から何かあった時のためにと思い次の候補を考えては来ましたが、色々とこだわりがありなかなか満足できる車が見つからず・・というか条件に合う車がほとんどありません。 そんな中、急遽ほぼ100%満足できる車が突然候補にあらわれ、そして早くも奇跡的に素晴らしい条件の1台が千葉で見つかってしまいました。 でも免許を取ってからというものこの愛車一筋で来たので大変な思い入れがあり、何よりまだまだ元気に走っていること、そしてこの車でなければ行けない登山口も多いのでそんな簡単にお別れすることはできません。
ただディーラーで話を聞くとこの条件の車はめったに世の中に存在しないことが発覚。そこで贅沢にもしばらくは2台体制にしようかな・・と、でも維持費に大変お金がかかってくるのでどうしようか悩み胃の痛い日々です。 そこでどうしても実車を見て確かめたいポイントがあるのでそれを確認して判断しようと、年末の慌ただしい中ですがお天気が良さそうな日を選び突然の千葉行きと、そしてせっかくなので合わせて谷川岳に登ることにしました。

悩む日々が続いていたので連日の睡眠不足、そして当日は興奮して2時間しか眠ることができず、そのため体調を崩しかけていたので念のため風邪薬を飲みながら千葉へ。 金沢から群馬まで雪で50km規制の中をのんびり走行、関東地方や首都圏での運転は初めてだったので慎重に、7時間以上かけて辿り着きました。実車を見て試乗した結果、帰り道でほぼ心に決めながら赤城高原SAで車中泊。 快晴なので放射冷却で激しく冷え込み呼気で窓ガラスの内側が凍ってしまうほど。ただ久しぶりに熟睡できました。5時間でしたが眠りが深くしっかりと休むことができました。 SAには他にも車中泊している人が多く、4時に目を覚ました時は駐車場は賑やかになっていました。

水上ICで下りるつもりが前方に白く輝く谷川岳に目を奪われていると気付けば出口を通り越し、関越トンネルへ。湯沢ICで下りUターンして再び高速に乗りまたまた関越トンネルを通る羽目に。 日本一の長さを誇る関越トンネルですが日頃から第2位の飛騨トンネルで慣れているので幸いにもそれほど苦痛に感じることなく水上へ。
水上温泉郷に着くころにはモルゲンルートの谷川岳がとても綺麗でした。 高速で時間をロスしたことによりロープウェーに乗ることができたのはすでに9時を回っていましたが、連日降り積もった雪で整備のために始発が8時になったことで、1時間遅れただけで済みました。 ただロープウェーの受付で聞くところによると前日までの雪が2mにもなり、しかも昨日はロープウェーが終日クローズ、今日もまだ数名しか登山者が登っていないとのことなので、 山頂まで行けなくても決して無理はせず厳しいと思った時点で引き返して来ることを約束して出発です。

ただ登り始めると既にしっかりとしたトレースが出来上がっていて、最初に付けてくださった方々の苦労を思うと大変感謝します。 階段状になったルートはほとんど沈みこまず登りやすくとても助かりました。最初から急登でしたが、最高に気持ちの良いお天気なことと思いがけず調子がいいみたいで足が軽い。 冬は地形的にめったにすっきりと晴れることのない谷川岳。年末年始は年越し前後にまた大きな寒波が来ることもあり、晴れは今日しかない可能性も高いので想像以上に多くの人たちで賑わっていました。 団体さんと一緒になる時には渋滞してしまうほど。山頂近くまではほとんど風もなく春山のように快適でしたが、山頂付近は時折激しい風が吹き、さすが豪雪地帯の山。 道標や肩の小屋はエビの尻尾が発達しています。バラクラバを付けて耳を保温しなければ耐えられません。ただ凍て付いた険しい頂きは厳しい反面、神々しく美しく、光り輝いていました。

条件がいいので、もしかしたら下山後は翌日に予定していた一ノ倉沢へのトレッキングも行けるかな?と思っていましたが、山頂での冷たい風に体力を奪われ、そして時間のゆとりもなくなり、ゆっくりと下山しました。 下山中の標高1,700m付近でディーラーの担当の方から連絡があり、その場でお返事することになりました。谷川岳はまた異なった意味で思い出の地となりそうです。
その後は一ノ倉沢トレッキングの代わりに、もう一ヶ所どうしても見てみたかったモグラ駅と呼ばれる土合(どあい)駅に寄ってみました。 昭和の初期に開通され、地底70mの新清水トンネルの中にある駅なので462段の階段を登らなければ地上の光を見ることができない駅。 昔から列車で谷川岳に登る人は、登山前にはまずこの階段を登らなければならないということで良く知られた駅です。 地下深く真っ暗なトンネル、しかももう夕方遅い時間でしたが、他にも観光客の方々がいました。 翌日は天候が悪く冬の一ノ倉沢の岩壁を見ることができませんでしたが、なかなか訪れる機会のない谷川岳、タイミング良く美しい冬の姿を満喫することができ、良い体験になりました。

● 写真(28) ●
  • 水上温泉郷に着くころにはモルゲンルートの谷川岳がとても綺麗。
  • 水上温泉郷に着くころにはモルゲンルートの谷川岳がとても綺麗。
  • ロープウェーを降りしばらく登っただけであっという間に稜線へ。素晴らしいお天気です。
  • ロープウェーを降りしばらく登っただけであっという間に稜線へ。素晴らしいお天気です。
  • 春山のような穏やかなお天気でしたが、山頂付近の雪煙を見るとどうやら風があるようです。
  • 春山のような穏やかなお天気でしたが、山頂付近の雪煙を見るとどうやら風があるようです。
  • 同じく群馬県の尾瀬や武尊(ほたか)山を望みます。
  • 同じく群馬県の尾瀬や武尊(ほたか)山を望みます。
  • 熊穴沢避難小屋は、ほぼ雪に埋もれていました。
  • 熊穴沢避難小屋は、ほぼ雪に埋もれていました。
  • 団体さんと一緒になる時には渋滞してしまうほど賑わっています。
  • 団体さんと一緒になる時には渋滞してしまうほど賑わっています。
  • シュカブラが綺麗です。背後は万太郎山から仙ノ倉山。
  • シュカブラが綺麗です。背後は万太郎山から仙ノ倉山。
  • 少しきつい登りを終えて振り返ると、天神平から登ってきた道。そして遠くに群馬の街並みと赤城山。
  • 少しきつい登りを終えて振り返ると、天神平から登ってきた道。そして遠くに群馬の街並みと赤城山。
  • 西黒尾根との分岐に出ました。道標にはびっしりとエビの尻尾が付いています。風が強くなってきました。
  • 西黒尾根との分岐に出ました。道標にはびっしりとエビの尻尾が付いています。風が強くなってきました。
  • 山頂まであともう少し。穏やかそうに見えますが、バラクラバを付けていても痛いほど冷たい風が吹きます。
  • 山頂まであともう少し。穏やかそうに見えますが、バラクラバを付けていても痛いほど冷たい風が吹きます。
  • 双耳峰のトマノ耳のほうは満員だったのでオキノ耳へ。雪庇が発達してきています。
  • 双耳峰のトマノ耳のほうは満員だったのでオキノ耳へ。雪庇が発達してきています。
  • 振り返るとつい先ほどまで過ごしていたトマノ耳が険しく聳えています。右奥のはるか遠くに富士山も。
  • 振り返るとつい先ほどまで過ごしていたトマノ耳が険しく聳えています。右奥のはるか遠くに富士山も。
  • 風が吹き、雪煙が舞い上がります。あまりの神々しい美しさに感激です。
  • 風が吹き、雪煙が舞い上がります。あまりの神々しい美しさに感激です。
  • 苗場山や妙高方面です。
  • 苗場山や妙高方面です。
  • 太陽に綺麗な雲があらわれました。時折通り過ぎる飛行機雲も長く伸びるようになってきました。
  • 太陽に綺麗な雲があらわれました。時折通り過ぎる飛行機雲も長く伸びるようになってきました。
  • 太陽を背にした岩峰に雪煙が舞い上がります。
  • 太陽を背にした岩峰に雪煙が舞い上がります。
  • 逆光の中、粉雪が舞い上がる様子。綺麗..
  • 逆光の中、粉雪が舞い上がる様子。綺麗..
  • 岩にびっしりと張り付いたエビの尻尾たちが風の強さを物語っています。
  • 岩にびっしりと張り付いたエビの尻尾たちが風の強さを物語っています。
  • 迫力ある自然の造形美。
  • 迫力ある自然の造形美。
  • トマノ耳が静かになっていたので記念撮影に戻ってきました。
  • トマノ耳が静かになっていたので記念撮影に戻ってきました。
  • 山頂付近でのんびりしていたので気付けばもう1時過ぎ。そろそろ下山します。
  • 山頂付近でのんびりしていたので気付けばもう1時過ぎ。そろそろ下山します。
  • 肩の小屋も厳冬期の装いです。
  • 肩の小屋も厳冬期の装いです。
  • 下山はルートが乱れていたこともありワカンに履き替えました。振り返ると光が綺麗でした。
  • 下山はルートが乱れていたこともありワカンに履き替えました。振り返ると光が綺麗でした。
  • 帰りに寄った土合駅。まずは462段の上から見下ろしてみます。
  • 帰りに寄った土合駅。まずは462段の上から見下ろしてみます。
  • 昭和の面影がそのまま残ったような駅の構内。まるでタイムスリップしたかのよう。
  • 昭和の面影がそのまま残ったような駅の構内。まるでタイムスリップしたかのよう。
  • 下山するとそれなりに疲れたので雰囲気だけで階段は下りないつもりでしたが、ここまで来ると下りずにはいられず..
  • 下山するとそれなりに疲れたので雰囲気だけで階段は下りないつもりでしたが、ここまで来ると下りずにはいられず..
  • でも下りて正解。ひととおりの雰囲気を見ることができました。
  • でも下りて正解。ひととおりの雰囲気を見ることができました。
  • そして階段の上りでは有難く途中の休憩用ベンチを使わせていただきながら何とか462段目に到着です。
  • そして階段の上りでは有難く途中の休憩用ベンチを使わせていただきながら何とか462段目に到着です。