奥長倉山
2012/10/27
奥長倉山
 
2012/10/27(土):晴れ:加賀禅定道入口~檜倉~しかり場分岐~長倉山~奥長倉山往復
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一度歩いてみたかった加賀禅定道は、白山への最も古い登山道とのこと。
距離が長く日帰りなので、奥長倉山からの白山周辺の山々を眺めることを目的に出掛けました。
一里野スキー場のゴンドラが10月の土日は運営しているので利用しようと思いましたが、ゴンドラ乗り場横から入る野平林道へ車を走らせてみました。 落石多く少々荒れた道でしたが、加賀禅定道の登山口に無事到着。既に8時半でしたので先客が一台いました。でも土曜なのにたったの一台だけ。静かな山歩きになりそうです。 登山口は鬱蒼とした森の中へ・・?と感じましたがほんのしばらく登っただけで色付いた樹々たちが明るく眩しく輝く道になりました。 大きな岩の上に立つ巨木。後ほど調べてみると檜(ヒノキ)だと分かりました。この辺りは檜の巨木をあちこちで見ることができるため、檜倉と呼ばれているようです。 樹齢数百年経つ巨木たちに、堂々とした姿、力強さを感じ、眺めているだけで元気が出てきます。

しばらく歩くとさらに視界が開け、黄から橙、そして赤から茶へ、樹々の間を駆け足で過ぎ行く秋。もう既に晩秋の彩りとなってきた森に朝の光が輝きました。 そして美しいブナの森に出ました。なぜほんの数メートルしか離れていないのにこれほど色付き具合が異なるのでしょう?人間と同じように、せっかちなブナとのんびり屋のブナがいるのかもしれません。 でもだからこそ一度に様々な色や姿に出合えること、そして自然が美しく感じるのだと思います。 見上げてみると、気持ち良さそうにのびのびと枝を広げているように感じます。 のびのびとしたブナに囲まれていると気持ちがゆったりと寛いで、なるべく行けるところまで行ってみたくて急いでいたのですがこのブナ林で少し休憩することにします。

10時40分。しかり場分岐に到着です。今歩いてきた加賀新道と、ハライ谷を挟んだ尾根の檜新宮参道が合流し、この合流地点がしかり場分岐。ここから加賀禅定道となり白山まで続きます。 この分岐まで来ると、ようやく樹々の間から長倉山と四塚山を望むことができました。 分岐からは一旦下ります。この辺りは既に葉が落ちてしまった樹とまだ綺麗に残っている樹が混在していました。 今日は膝に少し違和感を感じますが、登山道は一面の落ち葉たちのおかげで足にやさしい道になり助かります。 さらに進むと白山山系の大笠山と笈(おいずる)ヶ岳も綺麗に望むことができました。七倉山や四塚山の冠雪がとても綺麗。

時間を見て、もしかしたら奥長倉まで行けるかも?と思いながら急ぎ足。長倉山山頂付近はなだらかな丘。 奥長倉山の先の美女坂の頭も間近に感じられるようになってきました。そして百四丈滝もようやく目にすることができました。
長倉山から奥長倉山にかけて想像以上にアップダウンが激しく、体力を消耗します。避難小屋に着いたのは12時過ぎ。 この辺りはずいぶんと奥地へ来たという感覚で、ひっそりと静かで案内板なども少ないため久しぶりに人工物を見た気がします。想像以上に立派で綺麗な避難小屋です。 小屋を後にして奥長倉山へ登る途中に振り返ってみると、素晴らしい眺めでした。色付いた樹々の中に立つ避難小屋が可愛らしいです。

奥長倉山山頂に着いたのは、12時半でした。標高は1,700mほどですがお天気によっては北アルプスも遠望できるようです。道標には「室堂まで9.9km」。白山まではまだまだ果てしなく遠そうです。 美女坂はかなりの急登そうですが、登るごとに展望が広がりそうでいつかこの先へ進むのが楽しみです。 Uターンした後は時間もないので写真も撮らず急ぎ足で戻ります。ただ先程の美しいブナ林。ここでしばらく休憩です。夕方の光に輝くブナたちに癒されながら下山しました。
加賀禅定道は、懐深い白山の魅力にまた少しだけ触れることができ、この次はぜひ天池まで訪れたいと思いました。

● 写真(22) ●
  • 登山口は鬱蒼とした森の中へ?と感じましたがほんのしばらくで色付いた樹々たちが明るく眩しく輝く道に。
  • 登山口は鬱蒼とした森の中へ?と感じましたがほんのしばらくで色付いた樹々たちが明るく眩しく輝く道に。
  • 檜の巨木です。樹齢は400年以上経っているとのこと。堂々とした姿、力強さを感じ眺めているだけで元気が出てきます。
  • 檜の巨木です。樹齢は400年以上経っているとのこと。堂々とした姿、力強さを感じ眺めているだけで元気が出てきます。
  • 青空の中、見上げると色とりどりの樹々たちが競い合うようにして葉を広げています。
  • 青空の中、見上げると色とりどりの樹々たちが競い合うようにして葉を広げています。
  • もう既に晩秋の彩りとなってきた森に朝の光が輝きました。
  • もう既に晩秋の彩りとなってきた森に朝の光が輝きました。
  • 杉の植林の中にブナなど広葉樹が混生し、足元にはその広葉樹の若芽が次々と顔を出していました。
  • 杉の植林の中にブナなど広葉樹が混生し、足元にはその広葉樹の若芽が次々と顔を出していました。
  • 美しいブナの森に出ました。のびのびとしたブナに囲まれていると気持ちがゆったりと寛ぎます。
  • 美しいブナの森に出ました。のびのびとしたブナに囲まれていると気持ちがゆったりと寛ぎます。
  • 足もとには無数のカエデの落ち葉。まだとても綺麗なかたちのまま枝から落ちてしまった葉たち。
  • 足もとには無数のカエデの落ち葉。まだとても綺麗なかたちのまま枝から落ちてしまった葉たち。
  • しかり場分岐に到着です。歩いてきた加賀新道とハライ谷を挟んだ尾根の檜新宮参道が合流し、加賀禅定道となります。
  • しかり場分岐に到着です。歩いてきた加賀新道とハライ谷を挟んだ尾根の檜新宮参道が合流し、加賀禅定道となります。
  • 綺麗な紅葉の中を一旦下ります。
  • 綺麗な紅葉の中を一旦下ります。
  • 突然視界が開けました!お隣りの楽々新道、そして中宮道の尾根を望んでいるようです。
  • 突然視界が開けました!お隣りの楽々新道、そして中宮道の尾根を望んでいるようです。
  • そして分岐方面を振り返ると、樹々が綺麗。最盛期を過ぎた紅葉はまた別の美しさ、風情を感じます。
  • そして分岐方面を振り返ると、樹々が綺麗。最盛期を過ぎた紅葉はまた別の美しさ、風情を感じます。
  • 少し注意ポイント。突然道が細く急になり、おまけに滑りやすい岩。手がかりはほとんどなく横は断崖絶壁です。
  • 少し注意ポイント。突然道が細く急になり、おまけに滑りやすい岩。手がかりはほとんどなく横は断崖絶壁です。
  • 七倉山や四塚山の冠雪がとても綺麗でした。
  • 七倉山や四塚山の冠雪がとても綺麗でした。
  • 長倉山山頂はなだらかな丘。奥長倉山の先の美女坂の頭も身近に感じられるようになってきました。
  • 長倉山山頂はなだらかな丘。奥長倉山の先の美女坂の頭も身近に感じられるようになってきました。
  • 避難小屋に着きました。想像以上に立派で綺麗な避難小屋で驚きました。
  • 避難小屋に着きました。想像以上に立派で綺麗な避難小屋で驚きました。
  • 小屋を後にして奥長倉山へ登る途中に振り返ってみると、素晴らしい眺めでした。
  • 小屋を後にして奥長倉山へ登る途中に振り返ってみると、素晴らしい眺めでした。
  • 奥長倉山山頂に着くと前方には美女坂の頭が間近に迫ります。葉を落としたダケカンバと笹地帯が綺麗です。
  • 奥長倉山山頂に着くと前方には美女坂の頭が間近に迫ります。葉を落としたダケカンバと笹地帯が綺麗です。
  • 時間がないので奥長倉山を後にします。振り返って奥長倉山と七塚山。
  • 時間がないので奥長倉山を後にします。振り返って奥長倉山と七塚山。
  • 葉を落としかけた樹々たちが美しくとても名残惜しい気持ち。
  • 葉を落としかけた樹々たちが美しくとても名残惜しい気持ち。
  • 長倉山まで登って来られた方々がいたので少し安心し、望遠レンズで一枚。百四丈滝も写りました。
  • 長倉山まで登って来られた方々がいたので少し安心し、望遠レンズで一枚。百四丈滝も写りました。
  • 先程の美しいブナ林。ここでしばらく休憩です。夕方の光に輝くブナたちが素晴らしい色。癒されます。
  • 先程の美しいブナ林。ここでしばらく休憩です。夕方の光に輝くブナたちが素晴らしい色。癒されます。
  • 懐深い白山の魅力にまた少しだけ触れることができました。
  • 懐深い白山の魅力にまた少しだけ触れることができました。