犀鶴林道
2016/10/30
犀鶴林道
 
2016/10/30:Ride Time:4:30・Distance:62.2km・Avg Speed:13.7km/h
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犀鶴林道は金沢市と白山市を結ぶ、距離は31kmなのに獲得標高は登り下りともに1,280mで2つの山を越えなければならないという地元のローディの間では有名な大変厳しいルートです。 自宅から近いので起点の熊走まではお散歩気分ですが、その先は激しい登りが続きます。全ルートのちょうど半分となる堂大橋から内川ダムに抜ける道や、もうしばらく先の菊水までは行ってみたことがありました。 ただその先は獅子吼高原につながる第二の登りが始まるので、自分の体力では到底無理、もし登れたとしたも終点の白山市に出た後から自宅まで戻る距離を考えると絶対に不可能と考えていました。 フレームやクランクやギアを変えれば大丈夫かもしれないけれど..。 そう思いながらもいつか一生に一度でも季節と気温と調子の良い日を選んでどこまでいけるかチャレンジしてみたいという想いがありました。

そう思いながらも2年ほど経ち、とうとう決行することになった週末。ちょうど犀鶴林道の紅葉が色付き始めた頃で、気持ちの良い秋晴れの一日になりそうです。 気温もちょうど良く、一番標高の高いところでも秋のウェアで寒さは我慢できそうな程度で済みそうです。暑い時期に走ろうとすると、このルート上にお店やコンビニはもちろんのこと自動販売機ひとつないので飲み物や食べ物は買うことはできません。 荷物はできるだけ軽くしたいので、ボトル1本の他にはポッケに入るウィダー1つで済ませられるようにしたい。食べ物は最終コンビニで持てるだけ準備します。ちなみにトイレは中間地点の菊水に仮設トイレが設置されています。

朝は冷え込み、そして準備に色々戸惑っていると、熊走大橋に着いたのは9時半過ぎ。この先は休憩は最小限にして進むことにします。最初の赤倉みはらし台までは1時間。展望台を過ぎると予想通り色付き始めた樹々が綺麗。 そして思いがけずはるか遠くに白馬から剱、立山の北アルプスの山々を望むことができました!まさか犀鶴林道から目にすることができるなんて。1つ目のピークの展望台まではさらに1時間弱。空は真っ青で最高の日になりました。 1つ目の山はこれで終わりなので、もしかしたらこの調子なら行けるかも??という気持ち。堂大橋までは長い長い下り、しかも日陰になって寒いですが上ってきた時間を考えるとあっという間に下ってしまいます。 菊水手前で通行止めの表示がありもしかして通り抜けできないかも?とせっかくここまで来たのにと動揺しながらも先へ進んでみると、やはり道路工事中でした。 でも前を走っていた車(関係者の方?)も通り抜けできていたほどなので、ロードバイクは全然問題なく助かりました。

菊水町は、内川小中学校の菊水分校跡地がある場所。ここでトイレ休憩をします。 前回来た時は菊水まででもう大満足、そして当時この場所でこの先へ進むことはとても考えられないほど体力を消耗していましたが、今回ははじめから覚悟を決めていることもあってまだ体力は残っています。 未知の世界が始まるのでかなりの気合を入れてまた坂を登り始めます。淡々と登っていると、路上に動くものを発見。 坂の途中ではまた上り始める時のことを思うと、なるべくロードバイクから下りたくはないのですが、その動くものの正体がとても気になったので下りて見てみると、とても綺麗なオレンジ色の蜘蛛でした。 蜘蛛嫌いな自分でもあまりの美しさに写真を撮らずにはいられませんでした。しかも不思議なことにそれなりの大きさ(足を除いたからだの大きさが2センチほど)がある蜘蛛なのに怖いとか気持ち悪いといった感情にはなりません。 帰宅後調べてみると、7~9月に標高600m以上で見られるイシサワオニグモという名の蜘蛛でした。

いつの間にか先ほどの菊水町を眼下に見下ろすことのできる場所まで標高を稼ぎ、林道が賑やかに感じた頃、犀鶴林道の開通記念碑に出ました。 菊水町は標高は250mあるため1つ目のピークよりは大変な思いをせず2つ目のピークに登ることができ助かりました。そして奥獅子吼山へ登山される方と言葉を交わします。 その後はこれまでの登りで頑張ったご褒美、海まで広がる素晴らしい手取川扇状地を眺めながらのこの林道一番の快適ルートになります。途中で勾配13.8%の標識を目にして逆ルートのほうが厳しいと感じました。 犀鶴林道終点の標識にたどり着いた時は、時間は14時。からだの調子がとても良かったとはいえ、起点から終点まで思いがけず4時間ほどしかかからずまたチャレンジしたいと思いました。

● 写真(17) ●
  • 起点となる熊走大橋に設置されている犀鶴林道の標識。
  • 起点となる熊走大橋に設置されている犀鶴林道の標識。
  • 赤倉みはらし台まで登ると、少しずつ色付きかけた樹々が目に留まるようになってきました。
  • 赤倉みはらし台まで登ると、少しずつ色付きかけた樹々が目に留まるようになってきました。
  • 落葉した色付いた葉とARTEの美しい後ろ姿。
  • 落葉した色付いた葉とARTEの美しい後ろ姿。
  • 山深い犀鶴林道。ドコモの携帯でも一部つながらないところがあるので注意しながら進みます。
  • 山深い犀鶴林道。ドコモの携帯でも一部つながらないところがあるので注意しながら進みます。
  • 空が青い!予報通り気持ちの良い秋晴れの日になりました。
  • 空が青い!予報通り気持ちの良い秋晴れの日になりました。
  • 綺麗に色付いた樹を発見。
  • 綺麗に色付いた樹を発見。
  • 思いがけずはるか遠くに白馬から剱、立山の北アルプスの山々を望むことができました!
  • 思いがけずはるか遠くに白馬から剱、立山の北アルプスの山々を望むことができました!
  • 1つ目のピークの展望台に設置されている犀鶴林道全体図の標識。
  • 1つ目のピークの展望台に設置されている犀鶴林道全体図の標識。
  • とりあえず1つ目のピークを無事に登ることができました。
  • とりあえず1つ目のピークを無事に登ることができました。
  • 菊水町を過ぎたところで出会った綺麗なイシサワオニグモ。
  • 菊水町を過ぎたところで出会った綺麗なイシサワオニグモ。
  • つい先ほどまで過ごしていた菊水町が眼下に(左下)。そして犀奥の山々。
  • つい先ほどまで過ごしていた菊水町が眼下に(左下)。そして犀奥の山々。
  • 林道犀鶴線の開通記念碑。前線開通してからまだ11年しか経っていないようです。
  • 林道犀鶴線の開通記念碑。前線開通してからまだ11年しか経っていないようです。
  • 獅子吼高原周辺は道路も綺麗。
  • 獅子吼高原周辺は道路も綺麗。
  • これまでの登りで頑張ったご褒美、海まで広がる素晴らしい手取川扇状地を眺めながら下山します。
  • これまでの登りで頑張ったご褒美、海まで広がる素晴らしい手取川扇状地を眺めながら下山します。
  • 下りはあっという間なので、日本海につながる手取川を眺めながら最後にのんびり休憩。
  • 下りはあっという間なので、日本海につながる手取川を眺めながら最後にのんびり休憩。
  • 13.8%。逆側から登るのはとても厳しそう。
  • 13.8%。逆側から登るのはとても厳しそう。
  • 犀鶴林道終点に無事到着。からだの調子がとても良かったとはいえ、起点から思いがけず4時間ほどしかかかりませんでした。
  • 犀鶴林道終点に無事到着。からだの調子がとても良かったとはいえ、起点から思いがけず4時間ほどしかかかりませんでした。